約150年児童ら見守る 旧大名小のエノキ伐採へ

明治時代から旧・大名小学校の児童らを見守ってきたとされるエノキの伐採が決まり、24日、卒業生らによるお別れ会が開かれました。

福岡市中央区の旧・大名小学校の校舎にもたれかかるように伸びているのは、推定樹齢150年のエノキです。

明治・大正・昭和・平成、そして令和と、旧・大名小の児童や地域の人たちを見守ってきたとされるエノキですが、倒れる危険性が高まってきたことなどから、去年の秋ごろに伐採が決まりました。

24日は、旧・大名小学校でお別れ会が開かれ、卒業生らがエノキとの別れを惜しみました。

卒業生の1人は「寂しいなとは思いますけど、もうずっと『木が危ないね』っていう話はあっていたので、とうとうこの時が来たんだなという感じ」と話し、別の卒業生は「『お疲れ様でした』という気持ちでいっぱい」と語りました。

台風シーズンとなる秋前までには伐採される見込みで、切られたエノキは耐久性などに問題がなければ、ベンチなどの記念品に生まれ変わる予定です。

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